本「ほぼ日刊イトイ新聞の本」何度も読みたい
心に響く言葉が散りばめられていました。
なんとなく感じていて、自分では表せなかった事を、
しっかりと分かりやすく言葉にしてくれている感じがした。
広告業界にただよう閉塞感の原因は、お金がイニシアティブを
とった仕事が多いことだという内容になるほど!と思った。
時間に追われて、なんとか仕事をやり切っても、
思ったほど満足感を得られず、うんざりしていたこと。
なんとなくカッコいいなと思ったデザイナーという職業、
クリエイティブな世界に憧れて、グラフィックデザイナーを
志したものの、いつまでもぱっとしない時期があったこと。
それらは全部、お金がイニシアティブ握った仕事だったんだ!
糸井さんは、クリエイティブがイニシアティブを持った仕事を
するために、かの有名な「ほぼ日」を始めたということだけど、
(実際にそんなに簡単に言えるような理由ではないだろうけど・・・
だからこんな面白い本がある!)自分自身もそうだ。
自分のクリエイティブが仕事にできるよう、フリーランスの
道を選んだ。
糸井さんのような才能もないし、有名でもない、その他大勢が
ひしめき合う世界で、お金にイニシアティブを握られずに
仕事をすることは、今のところできていない。簡単な事ではない。
ただ、正社員をやめて約1年半、少なくとも前より毎日が楽しくなった。
収入は若干減ったものの、ほんの少しだけ主体的に自分発の
クリエイティブの力で仕事ができているからだと思う。
先は明るいと信じている。
2013年2月13日